PRPとエクソソームは似た文脈で語られますが、原料・規制・データの三つの軸で見ると性格が大きく異なります。
原料の違い
PRPは、患者本人の血液を採取し、遠心分離して血小板を濃縮した血漿を用います。原料が自分自身の血液であるため、他人由来の製剤に伴う課題が構造的に生じにくいという特徴があります。一方エクソソームは、他者から提供された細胞を培養した液に由来するものが中心です。
規制上の位置づけ
PRPは再生医療等安全性確保法における第三種再生医療等に該当し、提供計画の届出などの手続きを経て実施されます。これに対し、細胞を含まないエクソソーム・培養上清液は現行法の直接の対象外という整理がなされてきました。手続きの有無という点で、透明性に差があります。
データの蓄積
PRPについては、皮膚や毛髪の領域を含めて複数の比較試験があるとされています。エクソソームは初期段階の研究が中心で、承認された医薬品も存在しません。新しい技術のほうが優れているとは限らず、この点は誤解されやすいところです。
PRPにも限界はある
PRPは万能ではありません。採血が必要で当日中の処理を要すること、血小板の濃度や調製方法が施設ごとに異なること、本人の状態によって結果に差が出ることなどが指摘されています。効果には個人差があり、適応の判断は医師の診察によります。
どちらが優れているかではなく、確認すべき点が違うと捉えるのが実際的です。
よくある質問
Q. 併用されることはありますか?
A. 医療機関によって扱いが異なります。併用の目的と根拠について説明を求めてください。
Q. 届出の有無はどこで確認できますか?
A. 厚生労働省が公開している再生医療等提供計画の一覧で、医療機関名から確認できます。
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この記事について
本記事は、厚生労働省・独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)などが公表する一次情報をもとに、再生医療ガイド編集部が作成しています。当サイトは医療機関ではなく、特定の治療法や医療機関を推奨するものではありません。効果には個人差があり、治療を受けられるかどうかや適応の判断は、医師の診察に基づいて行われます。記事の作成方針と参照範囲については運営者情報・編集方針をご覧ください。内容の誤りにお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。
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